2022年行政書士試験まで半年を切りました。独学派の方も予備校派の方にも共通する「合格のために考えておきたい学習のポイント」をまとめました。実際に受かってる人って何やってるの?まぐれ合格じゃない?と疑問に思われた方、ぜひご一読ください。
そうだ、法律の資格をとろう
ある時、弁護士の先生が書いた本を読んで「そうだ、法律の資格をとりたい」と思い立ちました。7月29日、ちょうど行政書士試験が申込期間中でした。
その日のうちに教科書を注文したので試験日まで108日、3ヶ月半の学習で合格したことになります。育児とフリーの仕事をする傍らの受験でした。そして元々予定していた旅行業務取扱管理者の試験も重なり、10月には「そうだ、弁護士資格をとりたい」と思い立ったので3資格の並行でした。
まぐれじゃない?初学者じゃないんじゃない?
こういう短期合格の話って(私に限らず)まぐれじゃない?という声も見かけます。まぐれと言えばまぐれではないでしょうか。何が出題されるか分からない本試験です。
自宅で解いた3回分の模試は最高150点。無茶な。「でも本番は何が出るかは分からない」と思って勉強していました。結果的に択一で182点、記述式も苦戦しましたが自分なりの回答を出すことができました。合計点数は210点。
受験の神に感謝するしかない…!
こんな問題にあたれたことはラッキー以外の何物でもありません。そして大学時代に刑法だけ学習歴があったので純粋な初学者ではありません。2021年は基礎法学で刑法の因果応報に関わる問題が出題されました。実質は国語的な文章題でしたが、習ったことがある言葉が出てきたのは嬉しかったです。
法律は奥深く「短期でサクッと受かったぜ!」というのは言いたくありません。とはいっても、独学で頑張っている方、今年の合格を目指してラストスパートをかけている方のために少しでも役に立てばと思い学習の内容をまとめました。
究極は暗記、その前の理解(8/31追記)
この記事では学習スタート~合格までにやったことetcを丸っと記載しています。項目ごとに関連記事へのリンクも記載していますが、とにもかくにも「究極なんで合格したの?」「合格のポイントを1つ挙げるとしたら?」と聞かれたら理解と暗記の仕上がりだったと思います。お時間無い方はぜひ以下の記事だけ覗いてみてください。
合格までにやったこと・教材編
さて、前置きが長くなりましたが使用教材と活用法からお伝えしていきます。
LEC行政書士 合格のトリセツ 基本テキスト
この分冊できるテキストは使い倒した教材ナンバーワンです。LECさん本当にありがとうございます。広範な法律の知識がかなりコンパクトにまとまっている…!予備校のテキストのような親切さはないかもしれないけど、そのぶん取捨選択されていて。
民法の1周目はサッパリ分からず、AとBとCに「たんじろう」「ねづこ」「カナヲ」って鉛筆で書いて対抗関係を読みました。そして頭の中で鬼滅のキャラクターで再生してみて… いや、分からないものは分からないけど。
高価なテキストではないし、どれだけボロボロにしてもいいと思ってしょうもない書き込みもできました。
- 優先順位:★★★
- 回した回数:2回~エンドレス
- 1周目が終わった時期:8月末(基礎法学、一般知識除く)
- 回し方:1周目通読、2周目以降は辞書的に引いていく、前日~当日通読
TAC みんなが欲しかった!行政書士の問題集
受験生に人気の「肢別」とは異なり、過去問の出題形式で編集された問題集です。個人的にこれが大当たりで、試験の出題形式に慣れ問題を読む勘が養われました。解くスピードもまずまず。肢別だとパッパと解けるけど、本番形式だとまた解く感覚が違います。過去問にあたった回数で2年目3年目の受験生に絶対に負けますから、余分な時間がかかっても過去問形式でガンガン解いていって正解でした。
ちなみにこのあたりのスキルはもちろん過去問問題集でも養うことができます。肢別をもう買ってあるよ、という方は肢別とは別に過去問の時間を多めにとることでカバーできます。
- 優先順位:★★★
- 回した回数:3回~6回
- 1周目が終わった時期:10月上旬
- 回し方:1周目~3周目は頭から解く+テキストや講義動画で習ったところを拾って、4周目以降は×と△をつけた問題だけ
TAC みんなが欲しかった!行政書士の5年過去問題集
問題集は2冊が基本。頻出のところを単元別に並べた通常の問題集と、こちらの過去問集です。過去問集はどの会社でもOKといわれます。問題は一緒ですしね。TACのこれは解説もまずまず。紙面の見やすさもまずまず。
前述の「行政書士の問題集」をメインに回していたのでこの過去問集は2周ほど。過去の受験生の正答率が記載されているので、30%以上のものはちょこちょこ拾って読みましたが、もう少し回した方が安心できたかな、と思いました。
過去問集の優先順位を下げたのは、直前期に近づくにつれ「また間違えた」「これが本番だったら」「4割しか正解できなかった」…といった精神的なダメージを受けそうなのも理由の一つです。ということで、早めに周回しておくことをおススメします。そして肢別と併用の方は事情が変わりますのでご検討を。
- 優先順位:★★☆
- 回した回数:2回~3回
- 1周目が終わった時期:9/5(9末までに2回目)
- 回し方:毎朝10問~15問、4日で法律科目の1年分を一周
LEC 出る順 40字記述式・多肢選択式問題集
お値段の割に良著。これをびっしり解きこめばかなりの力がつきそうです。書いて解いてみたのが全体の1/2、あとは書かずに頭の中で解いて→回答を読みました。同一の問題は出ないので、どこまで真面目に取り組むかが悩みどころです。漢字の練習は必須。周辺の知識をさらうのも必須。本書はコメント解説が充実していて「狙われるとしたらココ」という要点が分かりました。
多肢選択式問題は全部は解いていません。こちらも同じ問題は出ないため余裕があるときにちょこちょこ解いていました。
- 優先順位:★★☆
- 回した回数:1回~2回
- 1周目が終わった時期:10月後半
- 回し方:最初の1/3は紙に書き漢字の練習。後は通読
ゆーき大学さん・動画&記述式講座
独学者の心強い味方、弁護士のゆーき先生です。もうご存じの方がほとんどかもしれませんが、こちらの動画には本当にお世話になりました。無料動画もたくさんUPされていますね。
私は記述式対策講座のみ購入して、科目ごとの神ノートは購入しませんでした。科目ごとの神ノートを購入しなかった理由は資格スクエアの予備試験講座に加入するのに100万近くの予算が必要だったのと、なんだかんだ行政書士は独学合格も多いと察したからです。
無料動画のみで頑張る方は、公開されていない範囲は自分で調べたりしてカバーしていきましょう。手間を惜しまなければお金を出さずとも択一180点ギリギリ行けるのではないかな…というのが私の読みです。これは主婦や学生さんで、万が一のときは2~3年ごしになるのも許容範囲という方のコース。
行政書士で開業を目指している方や仕事で忙しい方はお金を時間で買う選択もアリ。記述式対策の動画は優良で、民法・行政法を2日くらいで周回できる内容になっています。
- 優先順位:★★★
- 回した回数:5回~エンドレス
- 1周目が終わった時期:9月(無料講義動画)
- 回し方:動画→家事をしながらひたすら聞く/記述式問題→書こうとしたけど書けなかった
LEC模試
初受験の人にとっては必須中の必須、模試です。各社とも付録の読み物のページがいろいろついていますが、書店で立ち読みした印象でよさそうかな、と思い購入しました。独学で手持ちの教材が限られているので、改正情報をまとめてくれるのは助かりますね。
とはいえ…当たり前ですが本試験と文体やテイストが異なるのが気になりました。模試である以上そこに文句をいっても仕方ないのですが。短期受験生なら伊藤塾さんの2回分の模試の方がベターかもしれません。法律の老舗予備校ですから質的に期待できます。
- 優先順位:★★☆
- 回した回数:1回
- 解いた時期:9月、10月、11月
- 回し方:復習しきれないまま中途半端でした
判例集
判例集は学習初期~中期に本当におすすめしたい教材です。学習後期になると判例の知識が多少はある前提で要点だけを暗記していくことになるので、落ち着いて判例を読み込むなら今しかない。
この判例集は暗記のために活用するというより、学習初期に「この科目ではこんなことが問題になるのか」「法律の世界ではこういう風に問題を解決するんだな」と感覚を掴むのにおススメです。
買うべき?と時々話題になってるのをおみかけしますが、直前期に入ってしまったら落ち着いて読めないですし、学習の状況に照らしてご判断を。
- 優先順位:★★☆
- 回した回数:0.5回
- 読んだ時期:8~9月
- 回し方:寝る前に数ページ読むルーティーン
資格スクエアの予備試験講座アプリ
司法/予備試験短答式対策アプリ 短答攻略クエスト
株式会社資格スクエア無料posted withアプリーチ
9月に加入した資格スクエアの予備試験講座は当時、行政法の講義動画がアップされていなかったため、行政書士試験に直接的には活用しませんでした。
ただし、択一対策のアプリは使い勝手が良かったのでおすすめです。この内容で無料だったとは。憲・民・商は1/3周、行政法は2/3周しました。予備試験向けですが内容的にほとんどギャップありません。
とはいえ、スマホを触ると注意がそれてしまうためスキマ時間にやるタスクとしては優先順位の一番最後に位置付けていました。
- 優先順位:★☆☆
- 回した回数:0.5回
- 回した時期:全期間
- 回し方:スキマ時間に
独学で受かるもの?予備校を利用するべきか
上記でお話した通り、私は予備校の行政書士講座を利用せず、市販のテキスト+ゆーき大学さんの記述式講座を単品で購入しました。個人的に市販の教材にとても満足していて、過不足も感じませんでした。
学習期間が限られているため、市販の教材+ゆーき先生の動画を回すだけでも精一杯。おそらく一般的にはやや物足りない?という量の教材と動画でしたが、そのぶん繰り返し回して理解を深めることができました。
予備校を利用するか独学でいくかお迷いの方は、ぜひ以下の記事も見て見てくださいね。
期間別の学習スケジュール
月 | やったこと |
8 | テキスト通読+過去問1周 |
9 | ゆーき先生の講義動画を聞く+問題集+テキストを往復/1回目の模試は100点未満…?/資格スクエアの予備試験講座に登録/予備試験の論文の練習 |
10 | ~半ばまで予備試験の論文対策6割:行政書士4割/10月最終週~行政書士試験に全振り/旅行業受かった! |
11 | 講義動画を聞く+問題集+テキストを往復/記述式対策7割:択一対策3割/3回目の模試は150点 |
学習の履歴を月別にすると、8月は問答無用で1周、9月10月は急がば回れ、11月は死ぬ気の追い上げでした。ここでのポイントをいくつかまとめます。
1周目で二の足を踏まない
最初の1周目はテキストを読んでも暗号のようだし、問題の解説を読んでも謎が深まるばかり。しかも量多いよな、あとどれだけやったら1周おわるの?そんで何周やったら受かるの?…と雑音が一番多い時期です。
学習習慣を作ること、仕事や生活と両立することも試行錯誤の時期でモチベーションの維持が難しい。この「昨日も今日もさっぱり分からなかったな」という状況で気にせず進められるかにかかっています。
急がば回れの時期
短期合格にも急がば回れのマインドは必要です。夜の寝る前は判例集を読んでいました。正直、試験にでないだろうな~という情報がほとんどでしたが、なんとかこう…法律家の気持ちになれないものかな??と。
学習中期になるといよいよ「あ、点数的にヤバイ、かすってないわ。」というのが実感されます。この時期にやっつけ気分にならないことも大事。タスクは淡々と消化していくけれど、単調に右から左に流していくと頭に残らない。
民法「取消し」だの「無効」だの読んでもさっぱり分からないし、分からなければまた最初の「行為能力とは」あたりから読まなくてはいけない。でも、基礎知識や前提知識の時間は削れません。
ほんとに落ち込んでる場合じゃない
模試でなんで130点しかとれないんだろうとか、分析?振り返り?反省?…やっている暇もないのが短期受験生の宿命であり、強みでもあります。「私の学習態度が悪いのかな…」とかで悩んでいる時間は勿体ないです。
この時期は点数に振り回されると学習の本質を見失ってしまいそうです。そうすると、「テキストを〇周回すんだ!」とか「合格者は肢別を20回まわしたっていってた!」「ひたすら〇〇をすればいいんだ!」…という分かりやすい話に飛びついてしまいます。
そして直前期に向けて体力を温存しなければいけないので、この時期は悩まず運動して良いもの食べておくことがおススメです。
この時期に「ひたすら〇〇」の罠に嵌らなかったこと(嵌りかけたけど軌道修正できたこと)は本当に命拾いポイントでした。このあたりの直前対策については以下の記事にまとめています。
直前期の追い上げで帳尻合わせ
直前期は寝ても覚めても。仕事前に暗記時効を頭に入れてから出勤。子どもの運動会も問題を解いていました。
最後の2週間は誰かと喋っている時間、仕事で頭を使う時間を除いたすべての時間が可処分時間でした。家事、育児、食事、入浴、トイレ、あらゆる時間が暗記タイム。なにをするにも頭の中では暗記事項をバックグラウンド再生。育児も仕事も上の空だったので、事故やトラブルを起こさなかったのが幸いでした。(子どもの送迎で自転車を漕ぐときも事故だけは起こさないようにと神経を張っていました。)
この”ながら暗記”をつきつめていくと可処分時間は一気に増えます。「きょう何時間勉強した?」という枠を取り払い、もはや勉強の合間に生きるために最低限の動作をしている状況です。究極にマルチタスクですから疲労感はハンパない。そこで、この時期によくやったのは5分~10分のボディスキャン瞑想。目を閉じて体の各部位に意識を向けて健康チェックをする…という瞑想です。余裕と体力がない時期に、一番やって良かったことです。
ちなみに…一般知識は
一般知識の対策は過去問を1回ずつ解いたのみで、インプット学習などはしていませんでした。一般知識の対策については諸説あるかと思いますが、少なくともこの状況では何をどう考えても法律科目を優先させるべき、と感じました。
また、行政書士の一般知識はその場で解ける問題がある程度含まれているため心配していなかったのも理由の一つです。詳細は次の記事にまとめてあります。
1日のスケジュール
5:00 朝ごはんセット→座学30分~1時間(旅行業務の勉強→行政書士の過去問15問→テキストor問題集) | |
6:00 脳内復習・耳学習30分~1時間(講義動画+家事) | |
9:00 子供の送迎→仕事 | |
食事+スキマ学習(講義動画+問題集) | |
16:00 子供の送迎 | |
17:00 耳学習30分~1時間家事+講義動画 | |
18:00 食事etc→座学30分~2時間(テキスト+問題集) | |
21:00 消灯 |
上記は中期ごろの標準的な1日のスケジュールです。座学の時間は最低ラインが1日1時間。標準が3時間だったと思います。
主婦のスケジュールの特徴
(当てはまらない方は読み飛ばしてください)育児中の主婦である私の強みは5時以降は職場に拘束されないこと。そして朝4時台に起きていること。そしてテレビがないのでテレビタイムがゼロなこと。
弱みは家事育児との並行が前提で、こちらの”残業”は24時間いつでも発生すること。そして休日が存在しないことです。落ち着いて机に向かう時間はとれないし、休日にまとめて勉強できないので、日々のスキマ時間や並行作業で消化していきます。スキマ時間の活用法は後述します。
ちなみに受験してから、同年代の女性・ママの受験生が予想以上に多い!と感じました。女性で行政書士試験に挑戦ってアリか?というテーマについては以下の記事で扱っていますので、そもそも受験するか迷っている方はチェックしてみてください。
受験期の一番よかったこと
さまざまなラッキーが重なって合格できたのですが、中でも一番よかったのは時間がなかったことです。学習期間が限られていて、他資格と並行していたから時間に限りがあったことです。家事や育児やいろいろなことがあったことです。
誰よりも勉強が遅れているということは吐きそうになるほどの緊張感で、立って歩いている間でさえ暗唱しなくてはと思わせてくれました。
ということで、上記の私の1日のスケジュールを見て「自分の方が忙しい」と感じた方はチャンスです。ビッグチャンス!
短期受験生のメリットや学習のポイントは以下の記事にもまとめていますので、あわせてご覧ください。
スキマ時間活用のためにやっていたこと
スキマ時間にやることも一部はタスク化していました。
スキマ時間で進められる量を把握
家事の合間やエレベーター待ちなどのスキマ時間の蓄積で何問解けるか、何ページ読めるかは把握していました。学習のスケジュールもそのスキマ時間ありきで組んでいました。
講義動画も通常の家事と平行して何本見れるか把握してスケジュールを組みます。再生速度は倍速。PCをモニター台でキッチンカウンターに乗せています。※決してPCに優しい使用環境ではありません。
なお、育児中のスキマ学習については以下の記事で詳しく解説しています。
キャラで再生
「マンガのキャラで脳内再生」は試験の前日までやっていました。民法の委任関係を鬼滅のキャラで再生するなら、委任者→親方様、受任者→しのぶ。しのぶさんなら善管注意義務を守ってくれるだろうなぁ。事務管理は…アオイ。アオイはしっかり者だからなぁ、とか。
定義の「ゆる訳」みたいなものもよく考えていました。簡単にいうと何か、要するになんの話か。「そもそも何でこんなややこしい話になるのかなー」など。
頭の中でエンドレスに…
行政法のテキストを見ながら、ひたすら人には言えない語呂合わせや妄想をしています。「執行罰」っていう言葉の響きで自分が気分よくなるステキな妄想を5分くらい。いったん正しい定義から離れて妄想して、それからまた戻ってきます。砂か…。(執行罰の例は砂防法です。)
そして気分悪くなる妄想で申し訳ないのですが…「砂場で立ちションして怒られて過料、二度目やったらまた過料。」…みたいな書くのも恥ずかしいアホみたいな語呂あわせと小ネタをたくさん作りました。(因みに執行罰の過料は繰り返し課すことができます。執行罰といえば砂防法、そして繰り返し可という点を覚えればOKです。)
こういうのまとめた本誰かが書いたら売れるのにーと思ってますが、不謹慎すぎて法の予定しないところですね本当に。
おわりに
いかがでしたでしょうか?ここまで読んでくださり本当にありがとうございます。他人の体験談って、自分との境遇や考え方の違いが気になって、けっこうストレスが溜まるのではないかと思います。
この記事が何かのご参考になれば幸いですが、「自分とは合わない」と感じた方も、ぞれで合格が左右されることはありません。11月に向けて、充実した学習生活になることを祈っています!
★追記★
この記事を「読みました」とコメント頂くことがあって、そのたびにとっても喜んでます。検索から来てくださった方も、お気軽にツイッターでお声掛けください。勉強仲間はいつも歓迎しています!
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