行政書士の試験会場で戸惑ったこと7つ|イメトレして緊張知らずに

勉強日記

行政書士試験を始めて受験される方、「試験会場はどんな雰囲気かな…」と薄っすら心配されていませんか?受験時に印象に残ったことと他資格との違いを7つ、お茶請け的にまとめました。

初めまして、会場はアチラです。

(行政書士の試験は11月…)

初めては誰でも緊張するもの。いや、2回目以降だって緊張するものは緊張する。資格試験の本番、会場に向かうあの瞬間は緊張の連続ですよね。

下見でもすれば多少は不安も和らぐかもしれません。がしかし、何が緊張の元かというと、大勢の受験生が一度に集うあの空気!「どんな人が受けるのかな…」「服装は?」とチラチラ気になります。

結論から言ってしまうと大勢の人が受験する国家資格の会場で、道に迷ったりトイレが無かったりといったトラブルはないでしょう。(混んでいるということはありますが。)

初めての道でも大学施設なら要所要所で地図や看板がありますし、人の流れを追っていけば地図すら見なくても辿りつけます。服装にしろ持ち物にせよ、受験票と受験要綱に書かれていること以外での注意点はありません。

試験会場でのド緊張7選

案ずることはない!そうとは分かっていても筆者は試験当日に、どうでもいい細かなことが気になりました。人間緊張するとどうなるか分からないものですね…。2021年に受験したときの戸惑いポイントをお届けします。

①アラ還・アラ古希もウェルカムな会場

10代も80代も。老若男女問わず受験できる行政書士試験。私の受験地でも40代以降とおぼしき受験生が大多数でした。20代30代の受験生は「同年代の人がそんなにいない」という環境に圧倒されるかもしれません。なんというか、”周り先輩でオレ一人年下”、”小さいころ親同士の集まりに子ども1人だけ連れてこられたとき”みたいな感覚が蘇るでしょう。

②はしゃいじゃう人いません(きっと)

試験会場の風物詩、はしゃぐ若者たちがいませんでした…。

試験前は「ぜんぜん勉強できてねーよ」「昨日何時までやった?」。試験が終われば「あの問〇ってさー」「まじ死んだし」…と喋り倒している学生さんのグループが見当たらない!!(※筆者の受験地の話です)

雑音に悩まされずにすむのは最高。がしかし、静かだとそれはそれで緊張するんですね…。お友達と受験される方は、声のトーンに注意せねば白い目で見られること確実です。

③服装は落ち着いたものがおすすめです

またまた年齢層に関連しての話ですが。「これが普段着です」のノリでミニ丈ワンピースで登場する女の子や、だるんだるんの服(←なんて呼ぶか分かりません)で来る男子はいませんでした。筆者が過去に受けた保育士試験では、面接試験でさえピラピラのワンピースにブーツ姿で来る人がいて度肝を抜かれたものです。

行政書士の次に受験した司法予備試験では年齢層低めでしたが、ここでも全体的に服装が落ち着いていました。20代の学生さん達もモノトーンやおとなしい色の服装。

「俺はオレの好きな物を着ていく!」という強い意志をお持ちの方はお止めしませんが、わざわざ会場で目立ちたくない方は、当日の朝「白Tと黒ズボンは裏切らない」と思い出してみてください。秋なのでシャツや羽織もお忘れなく。

なお、女性のストールは不正防止のため巡回する試験委員に広げて確認してもらう手間が加わります。シャツやカーディガンでの体温調整がおすすめですよ。

④行政書士試験は競争ではありません

どうしよう、皆さん実務家の方かな…。

いや、趣味で受けてる方も多いはずだけど。40代50代の受験生がズラリと集う会場で雰囲気に圧倒され、ついつい「自分以外のみんな法律のプロなのかも」という気持ちになりました。

しかし!行政書士は180点とれば受かる資格。合格点が固定されている!隣の人が玄人っぽさを醸し出していても気にする必要はありません。誰かが何点とれるかは関係ない。敵はいない!180点以上とれればそれで良し!

⑤水は飲めません

未だに嘘でしょ?と思いますが試験中の水分補給NG。3時間の試験でコレはきついですね。11月とはいえ体調に差し障る気がします。

私は床にペットボトルを置き、試験開始前のギリギリに水分補給をしました。「トイレに行きたくなったら困るから」という方も、一口でも水分補給をおすすめします。喉が渇くと頭が回りませんね。

⑥早く解き終わってお手洗いへGO!

試験中、お手洗いに行くことはOKです。挙手して試験委員が来るのを待ち付き添われて向かいます。筆者が受験した部屋では、一番早い方で2時間20分ごろに立席されました。

そして筆者も2時間30分時点で挙手!水が飲めないことが本当に辛くて頭痛がしていました。お手洗いで口をゆすぐと途端に楽になりました。(飲むのはさすがに…。でも、ゆすぐだけで全然違いました)

トイレ脇で待ってくれている試験委員。「あ、なんだか、すみません」と会釈。いやいやこんなことしてる場合じゃない!会場にダッシュだ!廊下を走っても(うるさくしなければ)怒られません。どうぞ安心してダッシュしてください。

そしてこの体調ピンチのときにトイレ休憩を設けるためにも時間配分が肝心です。また、本当に体調が悪い方は無理をせず試験委員に申し出てくださいね。

⑦ちなみに…試験委員の巡回が多いです

筆者が受験した2021年は、前年に受験生の取違えがあった直後だったからか、試験中の巡回はしっかりされていました。顔の確認もしっかりされましたし、試験委員の方が部屋を何往復もされていました。人が通りかかるとドキッとしてしまうタイプの方は辛いかもしれませんが、やむを得ません。

おわりに

3時間にわたる長い試験時間。「トイレの我慢がツラい…」との声もお見かけしました。体調のためにも、問題を早く解き終わることが一番です。

ちなみに2時間30分はペース配分としてはまずまずで、一周見直すことができました。模試や過去問でタイムを計ってみてください。

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