資格の勉強中に「その資格って稼げないらしいね」「とっても活用できないよね」などなど、ネガティブなことを言われた経験はありませんか?とっても役立たないとわざわざ言ってくる人の心理とはどんなものでしょうか。独断と偏見でご解説します。
資格あるある「とる意味なくない?」
将来のために資格取得にチャレンジ中。キャリアアップになるかな、転職に役立つかな…。あるいは知識を増やしたい、その分野に興味があるから、といった理由で資格に挑戦する人も多いですよね。
資格を目指す理由は十人十色ですが、学習中に「その資格、微妙じゃない?」といった言葉をかけられた経験はないでしょうか?「使えない資格だってね」「とっても意味ないでしょ」と、明らかに悪意に満ちた発言をされた、という話もチラホラあります。一体どんなつもりでこんなことを言うのでしょうか。言った方に深い意味はなくとも、言われたほうはかなり不快ですよね。
資格をディスる8つの理由
ここからは独断と偏見をもとに、資格の挑戦をディスる人の心理を考察していきます。あくまで管理人の個人的な考察であることをご了承くださいね。
「理由を聞いてるだけ」
資格に挑戦するなんて、いつでも誰でもできることのように思いますが。しばらく勉強から遠ざかっている人にとって、資格とはあまりピンと来ない話題のようです。
え?なんで今わざわざとるの?…という驚きの延長で、「意味あるの?」「ないんじゃない?」とつい口が滑ってしまうこともあるようです。というのは、私自身が初めて夫に打ち明けた時がこのパターンでした。こちらが「え、なんでそんなに否定的なの?」と聞き返すと「否定したつもりはないはない、ただ聞いただけ」とのこと。驚いたにせよ、もっと聞き方があると思うのですが。
「知らないみたいだから教えてあげるよ」
いざ資格をとるとなると、いろいろな情報収集が必要です。費用は、期間は、合格率は、そして合格後は…。その資格の基本情報を知るだけでも大変なことですし、経験者に聞かなければ分からないことも多いです。
受験生、合格者、そして業界人とでもいいましょうか。なんらかの関連性がある…というか「自分の方がその資格について知ってるぜ」という自負がある人が、聞かれてもないのに忠告をしてくることもあるようです。これも一つ上のパターンと同じく、「別に決めつけているつもりはない」というのがタテマエであり言い訳であるでしょう。
「あなたの事を考えてあげてる」
その資格について別に詳しいわけでもなんでもない。にもかかわらず、わざわざネットで調べた(のわりに偏った浅~い情報)を披露してくれる人。「もってても就職に役立たないって書いてあったよ!」と報告に来る人いませんか?
これは要するに「構ってちゃん」だと解しているのですが、いかがでしょうか。こちらが食いつきそうなネタを発見したから持ってきた。あなたの事を考えているのに!といわんばかりの、親切の押し売りです。
「自分ならやらねーわ」
難関資格にありがちなのがこれ。「合格率1割以下だって?それで給料直結しないの⁉ 辞めといた方がいいんじゃない!」受験生からすれば、もうどこからツッコめばいいのよ?とウンザリしてしまうテンプレ発言です。そして突っ込んだところで何も得る物はありません。合格率が低かったら、給料に直結しなかったら、勉強なんてしたくない…自分なら。ハイハイ自己紹介おつです。
…と、ディスり返したくもなりますが。やはり時間とコストをかけるからにはちゃんとリターンを考えるべき、という堅実タイプの方もいることでしょう。教材代にかかる金額もバカになりません。そして趣味の延長で資格を受けることについては感覚的に理解しにくいのかもしれません。
「傷が浅いうちにやめてほしい」
難関資格は合格するまでに2年3年とかかるのもザラ。ほんとうにやるの?心配するあまりこの手の発言をしてしまう人もいます。
公務員の父に行政書士を受けると言ったときの第一声は「行政書士はなぁ。おすすめしないけど…」でした。文章にするとなんてことありませんが、身内から開口一番いわれるとドシーンとくるものがあります。やはり何年も苦しんでほしくない、というのが前提にあるようです。短期で受かって報告したらそれはもう喜んでくれたのですが。
「現実みなよ…」
ある程度の年齢になった受験生がいわれる発言です。特に「それより就職・結婚」や「家族はどうすんの」…といった文脈で言われるようです。その人の年齢や学歴・職歴に絡めて言われることもあるようで、紛れもない悪口だと個人的に思います。
たとえば同居している家族など、直に影響を受ける人なら分かりますが。赤の他人が言っていいことではないと思います。特に友人関係では、言いすぎたり失言しても流せるのは学生時代まで。付き合う相手は選びたいものです。
「資格とるのがエライわけ?」
「資格」「勉強」というと、イコール自慢だと感じる人もいるようです。勘に触るから「受かったところでねぇ…」と言ってしまう。あちらにしてみれば先に攻撃したのはコチラなのです。
個人的にこのタイプの方に遭遇しないようにかなり注意を払っています。特にママ友コミュニティでは学歴も勉強への価値観もさまざまですから、安易に資格について言いません。勉強嫌いの人だけでなく、勉強をしたくでもできない環境の人だっているわけですから慎重になります。つまり「資格とったって意味ないでしょ」という人の中には、努力することを諦めてしまった人や、したくでもできない人も多数いるのではないでしょうか。
「俺は(私は)もっとスゴイけどね!」
批判するつもりじゃないのに口が滑ってしまった…というパターンでなく、意図して言っている場合。究極コレじゃないでしょうか。なんだかんだ言って「自分アゲ」に持っていきたい。
中年男性のブログで司法試験を目指している同級生を延々見下している記事というのを見かけたことがあります。書いている本人は法曹家ではないのですが、自分は妻子があって社会的に成功している。それに引き換えアイツは見ててイタイ…?この手の人からは全力で逃げるというか、関係を断つしかありませんね。
言われないために注意したいこと
さてさて、散々 資格をディスる人を言いたい放題書かせていただきましたが、受験生側にも気を付けておきたい点があります。それは、安易に資格試験について人に喋らないことです。
ママ友コミュニティで資格について語るのを控えている、と上で書きました。自分の挑戦をカミングアウトすること自体が、その場の雰囲気や誰かの気持ちを損ねてしまわないかは注意したいところです。誰もが毎日やりがいを持って好きなことに取り組んでいるわけではないですよね。
「勉強してるの?」のかわし方
必要以上にペラペラ言わない。とは言ったって…勉強しているところを見られれば「資格を目指しているの?」と聞くのが人の常でもあります。(聞かないと失礼かな?と考える人もいることでしょう)
実はこの手の質問へのスマートな返しという物を私自身は見つけられていません(すみません)。とりあえず、「法律に興味があって…」とか。「どの資格?」と聞かれたら「ちょっと法律関係で…」なんて言って愛想笑いすると相手も大人ですから「そうなんですか」とこの話題は打ち切りになります。
というわけで何を聞かれても「法律関係です」以外は答えない、ここまでしか喋らないと決めておくのもおすすめです。そこを押し切って詮索してくるような人はちょっと警戒すべき相手といえるでしょう。(そんな人に遭遇したくないものですね。)
おわりに
資格チャレンジ中に心無い言葉を言われたり、無神経な質問をされたり。モチベーションが下がるし、疲れますよね。ほっといてよ!と言いたいところですがその前に、うま~く放っておいてもらえるように相手と距離をとることも必要かもしれません。とはいえ…図々しく無神経なタイプの人だとそうはいかない。イヤなことがあっても、気持ちを切り替えて勉強に取り組みたいですね。
コメント