8年間育児と勉強をした記録の全て|子育てしながら資格取得

キャリア

妊娠出産を経て約9年間、資格の勉強を続けた体験記です。2児の母、4つの国家資格を取得。保育士経験もふまえて「子どもにとってどうなのか」などツッコんだテーマもご解説します。

そうだ、勉強したい(切実)

かけがえのない命を授かり、奇跡の連続を経て出産を終えたママとパパ。さてここからが新たな人生のスタート…。のはずですが。まぁ過酷すぎるよ育児生活。自分時間どころか寝る時間も削りに削る日々。空を見上げれば自然と涙が出る(それは産後鬱!)。そんな育児中に新しいことを始めたい。

そうだ、資格だ勉強だ!出産時点で無職であった私にとって、子の0歳児期というのは「このまま育児をして牛乳パックで小物入れとか作りながら生きていくのかな…」と思っていたくらい孤独で自信のない日々でした。

そしてこれは、多くの働くママパパも直面する悩みだと聞いています。つまり「この先、育児どっぷりで生きてくの?」という悩みは、境遇に関わらず頭から離れないものです。

悩み多い育児中だからこそ!

私にとって資格という目標をもって何かを学ぶことは「育児以外に私に何の価値があるの?」という切実な悩みへの答えであり、「よっしゃ、やったるぜ!」と久々にテンションを上げてくれるイベントでもありました。そうだ、今こそ勉強したー---い!

簡単に自己紹介

産後にとった資格保育士
・旅行業取扱管理者(国内+総合)
行政書士
家族・夫婦+2子
・夫婦の分担:
夫が収入の90%/私が家の90%
やっちまった体験・旅行業3回落ち
・予備試験1次落ち
・保活失敗
がんばった体験・保育士と行政書士1回合格
・柔軟に働く

産前に仕事を辞めたところから資格とりながら自営でちょこちょこ働いています。育児に役立つ知識を得たい、というところから保育士の勉強がスタートし、保育園勤務を経て今は小中学生に教える仕事をしています。

【※最重要ポイント】合格証は本題じゃない

この手の受験体験記は合格証の数と職業を載せるものかなぁ?と思い載せましたが、本記事の9割はこれと関係ありませんし、肩書は書いたところでやっぱりしっくりこない。

だって合格証や肩書が自分を表すわけではないし、「子どもっていう“負担”や“中断”があってもコレだけ資格をとりましたよースペック持ってますよー」なんて言うのは寂しいじゃないですか。

それより育児に奔走するかたわら、どんな風に勉強に取り組んでそこに至ったかに“自分らしさ”が表れるし、そのときどれだけ家の中がハチャメチャだったかに“ウチらしさ”が表れると思うのです。

どうして資格に挑戦する道を選んだかにも人それぞれの物語が現れますね。

肉とか酒とか出して語りたい!

ということで、前置きが長くなりましたが「育児のわちゃめちゃと勉強」をテーマに書きました。8年分のアレコレを丸っと記載しています。前半がランチ会で肉食べながら喋りたい系のネタ、後半が酒もってこい的なネタとなります!お時間無い方はどんどん読み飛ばしスクロールしてご覧くださいね。

出産育児と勉強の8年記録

まずは年齢ごとのあるある系のネタ。ぜひご自身にも当てはまるエピソードがないかご覧ください。

0歳|何も記憶にございません。

抱っこして授乳してトントンして抱っこして…。赤ちゃんのお世話をエンドレスに繰り返し、寝る間もない0歳児期。「3時間まとめて寝てくれたの!」というのが嬉しいニュースになるあの時期です。生後半年未満は、特に初産なら異次元の忙しさではないでしょうか。1時間の細切れ睡眠に、夫婦の役割分担も上手くいかず、合間に挟まれる行事イベントの多さといったら。(そりゃ鬱にもなりますよ。)

私は第一子の生後6ヶ月ごろに保育士試験に向けて学習開始しました。「3時間寝てくれた!」が出現した時期です。第二子のときは育児の勝手が分かっていたので生後間もなく参考書を広げることができましたが、読んだことをマトモに記憶できるようになったのは、やはり生後半年ごろだった気がします。睡眠不足との闘いはツラいですね。

1歳~2歳|断乳、保活、家族計画

新生児期と比べればずいぶん人間らしい生活になってくる時期でしょうか。授乳は完母なら1日10回程度はありがちですが、新生児期のあの頻度を思うとだいぶ楽!…ということで、落ち着いて勉強できる…と思いきや。生活環境がガラリと変わる時期

1歳前後での保活。働く方は職場復帰のために、働いてない人も次なる妊活のために断乳を考えるころ。保育園どうするか問題と二人目どうする問題だけでも途方もない悩みイベントですよね…。晴れて妊娠すれば陽性反応の嬉しい報せとともに、上の子育児と悪阻のコラボ。またしても勉強が遠のいていく…。

2歳~3歳|イヤイヤ期で撃沈

これか、これなのかイヤイヤ期。出産と新生児期だけでも、もうあんなしんどいイベントないだろうと思っていたのに!朝起きた瞬間から眠る瞬間までギャン泣きイヤイヤの時期です。泣いてても抱っこや授乳でおさまってた時期が懐かしいですね~(遠い目)

親子の我慢比べになる場面も多いもので。夜6時、日が暮れた後の公園の砂場で「帰るのイヤ!」と言い張る子どもの隣で参考書を開いていたことがあります。街灯の光で読む参考書はほとんど頭に入りませんでした。それでも「子どもを怒鳴るよりはマシ、何もしないよりはマシ」と言い聞かせていました。親にもちょっとしたタイムアウトが必要な時期です。

4歳|毎日が5月病⁉

3歳~満4歳は幼稚園の入園時期。保育園でも4歳児クラスから定員が増え、環境がガラリと変わることも多いのではないでしょうか。小規模園なら転園手続きがあります。なにせイヤイヤ期が終わり切っていない最中の進級入園転園。それからトイトレも。登園前にギャン泣き、行きも帰りも抱っこする羽目になったりします。(なんでこんなに荷物が多いんだ、荷物がぁ!)

園でのトラブルやお付き合いも山積みで、育児が楽になったとはとてもとても思えないこの時期。送迎の移動中のちょっとしたスキマに勉強できるのはささやかなご褒美かもしれません。私は自転車こぎながら耳学習をしていました。(ただし、事故には要注意。)

5歳|送迎お誘い鬼タスク

トイトレが完了し一回り大きくなったころ、怒涛のようにさまざまなお誘いが舞い込んできます。園ではクラス会などが盛んで、子ども同士のお付き合い要素が大きいだけにスルーし難い

習い事を始める子が多い年頃。スポーツや、ひらがなの読み書き・計算、楽器など。

このあたりの問題って深刻じゃないように思えてイチイチ決断力が必要ですし、教育方針などとも関わってくるので色々考えてしまいます。用事が増えれば送迎も追加。自転車を1日に何度もぶっ飛ばし、兄弟がいればそちらのお世話も並行。結局のとこ、確保できる勉強時間は横ばいでしょうか。

6歳|浸る間もない卒園

園生活もラスト。進級した4月から「最後なんだね」が合言葉となり、行事やイベントにも気合が入ります。仕事や体調を理由にパスしていたイベントも、今年はどれも外せない⁉秋口には学童申し込みも。

これを書いている2月現在、先生方へのメッセージ集作りでlineの未読が30件以上溜まるなんてのもしばしばで、園関係のために5、6個のチャットが稼働しています。相手があることだけに自分の勉強は中断です。

「お付き合いとか有志の〇〇とか、必須じゃないイベントが多い園は嫌だな~」なんて入園前は思っていましたが。必須じゃない園こそ「誰か…何かやる?」ってところから話し合いが必要で。毎年こうすると決まっている方が楽かも。(ちなみに幼稚園・保育園共通の話です。)ということで3月に向けて、学習も調整が必要。

7歳|これか!小1の壁

これまでの6年ないし3年の園生活からガラリと変わって小学校生活。自分で学校に行って帰ってきてくれるって凄いな~!と感動しますよね。「入学したら育児楽になるのかなぁ」と思いきや、預かり時間は幼稚園・保育園より短くなる場合が多い。

夜8時まで預かってもらう前提なら私設の学童を探すこととなり、公立の学童と比べて費用も倍増。仕事という理由が通用しない役員関係や子ども自身のゆらぎ。…ということで、仕事を辞めたり制限するママが多い「小1の壁」です。私も上の子の入学がコロナ流行期であったことも関わり、仕事を大幅に削り学習時間を捻出しました。

8歳|こっから楽になる?

完全に個人的な体感ですが、小1と小2の違いは大きい。下校時刻が1~2時間伸びる。友達との公園遊びも、本人に任せられる。習い事も近場なら自分で行ける。これは!勉強時間が伸びそうやないか~い!

我が家では下の子が入学を控えていることと、この下の子は登校通学に心配があるため、育児が手から離れるのはまだ先になりそうです。とはいえ、子どもが宿題をする横でじぶんも勉強する。1日5分程度のことですが、そんな時間に感動させられます。

因みに公立学童は3年生までしか入れない自治体が多く、小4以降の子の居場所と仕事どうする問題がこの先に控えていますが…その話は今後に譲りたいと思います。

勉強するための小ネタ小ワザ

閑話休題。そうはいっても役立つ情報1つくらいないものか…ということで。ほんの少しだけ私の小ネタをご紹介したいと思います。(役に立つかは…どうでしょう⁉)

テレビをつけっぱなしにしない

テレビタイムは貴重な勉強タイムであり。この時間、子どもはテレビに全集中していただき自分は勉強に全集中したい。ということで、約束した1時間以外はテレビをつけません。正確に言うとウチにはテレビがなく、パソコンとプロジェクターで動画を見せています。

実家に帰るとテレビの音がすごく煩く感じて集中力が削がれます。勉強し難いだけでなく家事も中断しがち。そしてCMを流す時間がすごく勿体なく感じます。

やっぱり生活リズムが大切

どうやったら上手いこと子どもの世話ができるわけ?…ということで派遣で保育園に勤めることにしました。そこで実感したのはやっぱり保育園はパツッと時間を厳守しています。

もちろんお散歩の行き先が変わる等さまざまなイレギュラーがあるのですが、そこから定刻の食事に間に合わせることが仕事なわけで。時間通りに食べて寝るから大人は連絡帳を書くことができます。

そんなにピシっと行動できる理由は、乱暴に言ってしまえば仕事でやっているし、人海戦術ができるし。でも私たちは大概1人だし睡眠もとりたい。だから集団生活と同じことはできませんが、やはり生活リズムは侮れない。とにかく安眠させるため、午前中の運動量をばっちり調整しているところや細やかにルーティーン化してる所は参考になりました。

身体をいじめる追い込みはしない

これは子持ちならではのポイントかもしれません。徹夜するとか食事抜くとか、幻聴が聞こえるまで勉強するとか、10時間連続で勉強するとか。

そういった「自分を追い込む系」の勉強はできないし、やらない。親が倒れるわけにはいかない、自分ひとりの身体じゃないですものね(産んだ後の女性も、男性も。)これって良い面もあります。「私なんかまだまだ…勉強が足りない!」…と感じたときも「いや、悩みの方向性まちがってるわ!」と思い直すようになりました。

とにかく体調管理・メンタル管理は欠かせません。体調管理はけっこうシビアに管理。そしてモヤモヤ悩んだときはSNSの勉強仲間や信頼おけるママ友に聞いてもらったりしていて、感謝が尽きません。

育児と勉強のトラブル・挫折

勉強はともかくとして、育児なんて「上手くいった」と実感できる瞬間ゼロ。たいがい何かしら失敗してるしやらかしてる。そんな中でも…これはホントに心が折れる挫折ポイントがこちら!

授乳ねんねトラブル|常に不調

授乳期の勉強は本当にハードモード。私は完母・混合・完ミと体験した中で、確かに完ミは体力的に楽だけど、ブラック企業で「今日は終電で帰るかその1本前に乗れるか」を争うのと似たノリに感じました(例えが悪くて申し訳ないのですが。もうそんなレベルの差しかないという意味で。)

とにかく授乳に抱っこにトントンに。寝床に置けば泣き出す背中スイッチ。この時期は片手で持てる教材を重宝しました。A5よりさらに小さい1問1答集など。レジュメやプリント、断裁したテキストを使うこともありましたが、子どもの吐き戻しなどで中断されるため、1問1答集の出番が一番多かったです。

イヤイヤ期|線路にダイブしそう

産後で一番勉強時間が削られたのは、上の子イヤイヤ期と下の子のお産が重なったときでした。イヤイヤ期は体力だけでなくメンタルもやられますからモチベーションの保ち方に苦労します。

しかもこの時期って本当に本当に子どもが親の注意関心を求めているから、抱っこして背中ごしに教材開くなんてチートもできないわけです。イヤイヤ期の間は自分と子どもが今日も生きてご飯食べれたら花マル。勉強が進まないのがもどかしいのですが、自己否定せず乗り切りたい。

保活・入園|これからどうしよう

「育休明けは職場復帰する」「仕事やめたから家庭に専念する」…と、パツッと決めている人もいるのでしょうが。私の身の回りでは悩みに悩んでいるママが多かったです。

育休中で保活やめて退職するママ、保活失敗してどうしようのママ。専業ママは今後どうやって社会復帰できるものかが深い悩みだし求職中の保活はシビアすぎる。働き出してからも「転職すべきかな…?」。

じゃぁ将来のためにも資格をとっておこうという話にもなりますが保活、入園手続き諸々と勉強との並行はハードモード!子どもを抱えていると自分ではどうにもできない壁が多いですから、合格証書は心のお守りにもなります。

登園拒否|勉強やめる…?

下の子が登園しぶりをする子で、病欠も含めると1週間休まず行けることが珍しいです。上の子も行きたくない日がポロポロ。この「今日、登園・登校できない問題」って勉強するうえではけっこうな障害ですよね。なにせ「移動中にこのページ読もう!」なんて決めていたのが突然キャンセルになりますから。

私が「勉強を続けて良いのかな」を一番悩むきっかけになったのは、やはりこの登園(校)拒否問題です。一時期、勉強と仕事やめて家庭に専念すれば解決するもんかな…と思ってトライしたのですがいやいやいや甘すぎる。母親がポチッとボタンを押したら子どもの不登校が治るなんてアリエナイ。この子の場合、犯人捜しができないタイプの登園拒否(目立ったトラブルが無いけど行けない)なのですが、そういう状態だと理解するまでにも時間がかかりました。

とはいえ、子どもの相手をしながら一応の勉強時間は確保できるのでヨシ…?根気よく付き合っていきたいと思います。

コロナ|正解とかないわ

資格の受験生のプロフィールや合格体験記を読むと、「あぁこの人は子どもが何人いて、フルタイム・パートタイムで働いてるなら大体こんなライフスタイルかな」…と想像ができました。(それは当たっているかは別として。)

ここ数年はコロナ流行でリモートワーク、学級閉鎖にオンライン授業。通勤通学通園の形にいろいろなパターンがあり「この人はこう」という予想はつかなくなりました。私の場合、それまで築いてきた勉強ルーティーンがぶっ壊され、仕事を減らして家庭に目を向けるキッカケとなりました。

なんというか「こんな風に両立していこう」というテンプレが消えた今自分で時間を見つけて勉強した人が勝つのでしょうね。(そんなの元々アタリマエじゃん!と言われそうですが…。)

育児以外のハードル

さてさて、引き続きあるあるネタです。忙しいママ・パパを悩ませるのは子どもだけではありません。敵は身内にあり、身近なところにあり…。

夫婦:いろいろ危機すぎて

子育て中はどんな夫婦にも試練が訪れる…?家事育児の分担や方針の違い、疲労の蓄積などなどなど。夫婦喧嘩の火種は書き尽くせません。

すでに学習をスタートさせている方は身に覚えがあるかもしれません。勉強にまつわる夫婦の「イラッ」。家事育児の分担がうまくいかず、学習時間を確保できない。あるいは受験自体に賛成してくれない。などなど。

私自身、試験当日に夫が酔って朝帰りして電車乗り遅れ…などさまざまな出来事があります。でも反対されないだけヨシと思うしかないのかも。特に受験費用が高額になるほど(自分の収入から出すにしても)家計との兼ね合いがあるもので、「反対されない」は最大級の応援だと割り切ることも必要かもしれません。とはいえ…(再度。)費用がかかる難関資格ほど「将来の別居・離婚」を見据えた受験生も多いようです。(ウチ?どうでしょうねぇ!!逃)

仕事:果たして一生モノ?

職場環境が悪かったり、育児に理解がなかったりなどの理由で転職したい→資格とりたい。…という方も多い。個人的な体感ですが「今の仕事をもっとがんばりたい、もっとスキルアップしたいから!」と現職に関係ある資格を目指している人より、転職前提で新しい分野の資格をとっている人の方が多い気がします。

ただでさえ育児と勉強の両立が大変なのに!仕事だって当然手は抜けないし、仕事で嫌なことを言われたり事件が起こると勉強への集中力は削がれる。そんなときこそ勉強に打ち込みたいものですが…。いや、イライラしてる暇ないわこの職場一生はムリ!

お付き合い:安定のぼっち

SNSを開けば勉強仲間がたくさん見つかるというのに。現実の勉強仲間を探すことの難しさといったら。いやいや、勉強仲間なんて贅沢いわないから、育児の温度感や波長があう仲間を増やしたいな…。

子どもの送迎にテキストを持ち込み待ち時間に読んでいる。その結果は…子どもの友達とその保護者の顔を覚えられない!!普段は「まぁ、忙しいし」と気に留めなくても、やはり困る場面もあります。

子どもがいると毎年30人~100人単位の保護者と関わることになり、お付き合いの程度や距離感は難しいものです。またママ友ネットワークでは話のネタにもされやすく、資格に挑戦することをどこまでオープンにするかは一考を要するところ。特に役員さんや育児で悩んでいる方の前で「資格に挑戦してます♪」は言いにくいです。

親戚:姑のline通知オフ

皆さん、親や親戚に勉強のことを伝えていますか? 離れて暮らしていると「落ちたとき嫌だから言ってない」という人も多いですね。私は初期のころはオープンにしていて、最初の2つの受験日には義実家に子どもを預かってもらうなど協力してもらいました。

そんな義実家とは…同じく勉強中であった義兄が合格直後に離婚した事件や、ウチの子の初節句の会を開かず激オコされた事件など諸々あって距離がうまれています。ということで、いま勉強中なのは言っていません。七五三も試験の忙しい時期と重なり、自分でハッキリ「忙しいのでできません」と断りました。これが良いか悪いかは分かりませんが、歩み寄れない問題や越えられない溝というのが…ありますよねぇ!

ということで。姑の、lineはいつも、通知オフ。感謝の気持ちを持ち続けるためにも距離は必要です。

真面目な話。育児しながら勉強するって?

我が家のどうでも良い内輪揉めを披露してしまった後ですが、ちょっと真面目なテーマについて考えてみたいと思います。

子どもにとってどうなの問題

保育園で働いていた時(この職種ではあるあるでしょうが)、情緒が荒んでいる子に出会いました。家庭環境が悪いとか発達発育に問題があるとかではなく、たまたま後回しにされる偶然が重なっただけで、子どもの心がいとも簡単にパリンと割れてしまうんだと見せつけられました。

そして心が荒んだ状態から家庭と集団生活で適用していくまでに、どれだけ…本当にどれだけの時間と心をすり減らして、大人が努力を尽くさないといけないか。

だから「コツさえ押さえればいくらでも両立できますよ♪」なんて話はあり得ない。子持ちで勉強するなら「こことここのポイントを押さえておきましょう!」みたいなのも、実際言われたら…ちょっと勘弁してください、じゃないですか。

結局のところ子どもにとって、良い面も悪い面もある前提でやってくしかありません。そして私たちが毎日起きて息吸う以外のあらゆる活動が、多かれ少なかれ良い面と悪い面をもっています。

自分は親としてどうなの問題

「自分時間も大切」なんて月並みな言葉を言いたくなりますが。たとえば「勉強やめればその分子どもとの時間増えるんじゃないの?」と言われたとしたら、私にとっては「いっぺん死んで生まれ変われ」と言われるようなもので。「ゴメンだけどできないわ~」としか答えようのない問題です。

でも、誰もそこまで言っていないじゃないですか(「〇ね」とか)。今でもネット上の意見を見聞きすると「本当は親ならもっとこうしなくちゃいけないのかな…」って感じることもあるのですが。それって「お前はダメ親だ」っていうメッセージではないし、ましてや「〇ねよ」でもないわけで。世のさまざまな育児アドバイスって、まぁ色々なことを心掛けて生活していきましょうね~くらいのフワッとした話なんだと思うんです。

おわりに

子どもをほったらかしにし過ぎないよう、ちょこちょこ工夫しながら段取り考えて。上手くいけばその分、子どもに目を手をかけてやり勉強をし。上手くいかない時は「ごめん」って謝り。そして本当にダメになりそうなときはいつでも中断・撤退する。そう決めてさえいれば勉強しながら育児って悪くないと思うのです。

(それに受かればたいがい、帳尻は合う!)

ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。散々体験談にお付き合いいただきましたが、読んでくださっている方の分だけ違った物語があるのだと思います。勉強仲間・育児仲間はいつでも大歓迎です。お気軽に、ツイッターでもお声掛けください!

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