資格スクエアだけで予備試験合格できる?←この議論やばい

予備試験

資格スクエアの予備試験講座(7期)を受講しています。SNS上で「資格スクエアの教材だけで十分か」という話題がたびたび持ちあがります。その疑問は果たして…何でしょう?

予備試験は資格スクエアだけで十分?←この疑問がすでに…

こんにちは。資格スクエアを受講して11ヶ月、7期を受講中の管理人です。

この1年足らずの間に何度も「資格スクエアだけで十分?」「対策足りないじゃん!?」という批判トーンの話題に遭遇しています。さいきんではコメントしないようにしてますが、直接話をふられたりするとなんとも答えにくい。。そこで個人ブログなら好きに書いちゃってOKだろうと思い本音を書きますが、ホントこの話題なんなんでしょうね??

冬に勇気出してちょっと高いコート買う時に「本当にこれだけで毎日着回しできますか?」→イザ買って「これ1着じゃ着回しムリじゃん!」って悩むようなものだと思うのですが。

結論、人それぞれ

この話題に二つのモヤりポイントがあります。そもそも「これ1つ」にそこまでこだわる???っていう話と、そんなの人それぞれじゃん…。という話です。

予備試験講座というのは一般的に高額です。が、やはり教材や人件費にかかる値段を考えると資格スクエアは標準的(どちらかというと良心的)な部類だと思っています。このあたりのお金に関する価値観はそれこそ、人それぞれですが…。

「全部そろってます!」=着回しできますよ♪と同じノリ

販売元は「必要なものは全部そろってる」というのを謳い文句にするので、買ってから「足りないじゃん!」という不満の声が挙がるのも無理はないかもしれません。

つまりこの「合格に必要なものは全部そろってます」は、服屋のお姉さんがいう「このアウター、何にでも合わせられますよ♪」とほぼほぼ同じノリととらえたほうが良さそうです。買ったあとになって、「手持ちのこの服に合わなかったんだけど!!」とか「昨日は寒くてこれだけじゃ間に合わなかったわ!!」とか怒るのは不毛。店員さんにケチをつけたくもなりますが。文句をいったところでお金は返ってきませんし…。

「コレ1つ」に拘りますか?情報収集マスト

定期的に買う冬のコートと違って予備試験講座というのは多くの人にとって一生一度のお買い物(であってほしい)。というわけで、去年のコートと併用する前提で新しいコートを選ぶのとはワケが違います。

とはいえ「これさえあれば」という営業トークを文字通りに受け取るのは不毛。予備試験講座の最大手、伊藤塾の受験生だって市販の教材をふつうに買い足して併用している。河野玄人さんは市販の演習書を、小松詩織さんは市販の択一六法を活用していたと著書(※1)(※2)の中で紹介されています。いずれも普通の本屋でも扱っている本で、ザッと立ち読みするだけでも見つけられる情報。

そしてSNS上ではリアルタイムで受験生がどんな教材を活用しているか、情報はいたるところに落ちています。複数の会社の教材を併用している方もいれば、少ない教材をトコトン使い倒している方もいますね。

買い足しも予定調和

私自身も学習初期から市販の教材(逐条テキスト、短答集、百選、演習書etc)を併用しています。だからといって資格スクエアの教材が「足りないじゃん」と言うのは…しっくりきません。何度見かけても・言われても「(えー--?)」と思います。

同じ教材で受かっている人もいる現実

予備校批判はどの予備校でも常時発生するのものですが…。どこまで行っても不毛な話だと思う理由が、でもこれで合格してる人もいるからね、というシビアな現実です。

実際のところ資格スクエアの教材の充実度は?

資格スクエアの教材は伊藤塾で長年活躍された高野先生が監修されています(7期8期時点)。講義動画、テキスト(レジュメ)、短文事例問題、過去問集、短答集+市販の基本書・六法が付属します。

教材の詳細は割愛しますが定番の物がひととおり揃っている・おそらく伊藤塾を改善スリム化した内容というのが個人的な印象です。(あくまで個人的な印象です)。

講義動画とレジュメがスリム化されているのが最大の強みですが、反面 伊藤塾の凝りに凝った教材と比べると同等とはいえません。伊藤塾のテキストのサンプルや今年購入した模試の教材を見る限り、やはり伊藤塾の教材は質が高いです。開発にかけている年数も違うことでしょう。ただし、ボリュームがあるので1周するまでに挫折する受験生もいるそうで。

…とこんな風に他の予備校と比べて教材ごとの一長一短はありますが、資格スクエアには致命的な欠点はないという理由で満足しています。

予備校選びにどれだけかける?

高いお金をだすものだし、後悔はしたくない。そうはいっても予備校選びはスタートラインの手前。ここで二の足を踏んではいられません。

お買い物の決断力

私は予備校選びにかける時間が一番もったいないと思っていて(行政書士試験を2ヶ月後に控えていて時間がなかった)当初は伊藤塾一択だと思っていました。

最近ではアガルートも人気ですが、伊藤塾との相違点とプランごとの違いを比較していくのに情報収集が必要だな、と思っていて候補から外しました。世の弁護士の先生方はほぼほぼ伊藤塾から排出されているのだから、そことアグレッシブに異なる独自カリキュラムは、たとえ良いものであっても勇気がいります。

その点資格スクエアは伊藤塾との比較がしやすく、プランも当時3つありましたが「皆さんコレですよ」というのが決まっていたので本当に楽でした。

資格スクエアに不満がある人は思い出してほしい…

受講の決め手はもう一つあります。伊藤塾と40~50万円ほどの価格差があったので、市販書をドンドン買い足していけるな、と思ったのが大きなポイント。

「資格スクエアだけじゃ足りないじゃん!!」と感じている方は、不特定多数が閲覧するSNSに書き込む前に、ぜひそこのところを思い出してみませんか…。10万円あれば基本書 演習書たくさん買えますよ…。足りないものがあったら買い足せばいいじゃないですか。

そして、お金に余裕がないから色々買い足すのはムリ!という方は資格スクエアのあるだけの教材でいかに間に合わせるかを追求するのも良いと思います。(実際そういう合格者もいるようです。)それかメルカリを活用するなり。

そういう追加の検討が精神的に無理な方→伊藤塾。金銭的に無理な方→より安価な予備校を探すべきです。

おわりに

(↑このあと8通出しましたw)

さて、長々資格スクエアを援護してきましたが、資格スクエアが完璧理想的!と思っているわけではありません。どこの予備校も一長一短。悪い所がない予備校ってないと思います。

毎日テキストに顔をつっこんで勉強して、動画を見つめてる。もはや教材は家族みたいなもんです。そりゃ嫌なところもあるけれど。「親ガチャ失敗した」と言ってる中学生とは違います。

ということで「予備校ガチャに本当に失敗した!」という方は即断で新たな対策を。とにもかくにも自分の決断次第です。

コメント